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ルーティング 最終更新:2015/11/15
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まずは、ネットワークの基本であるルーティングについて検証します。
ルーティングの検証のため以下のネットワークを構築します。2つの異なる空間に存在するネットワークをルータで繋いで相互に通信ができるようにします。
検証PC No.1 の設定
  1. 検証PC No.1の仮想マシンの設定を開く。
    ※仮想マシンを停止しておくこと。
  2. 「ネットワークアダプタ」を選択する。
  3. 「カスタム:特定の仮想ネットワーク」を選択する。
  4. プルダウンから「VMnet5」を選択する。
  5. 「閉じる」をクリックする。
  1. 検証PC No.1を起動する。
  2. ネットワークを設定をする。
    IPアドレス 172.16.0.10
    サブネットマスク 255.255.255.0
    デフォルトゲートウェイ 172.16.0.1
  3. ネットワークを「オン」にする。
検証PC No.2 の設定
  1. 検証PC No.2の仮想マシンの設定を開く。
    ※仮想マシンを停止しておくこと。
  2. 「ネットワークアダプタ」を選択する。
  3. 「カスタム:特定の仮想ネットワーク」を選択する。
  4. プルダウンから「VMnet6」を選択する。
  5. 「閉じる」をクリックする。
  1. 検証PC No.2を起動する。
  2. ネットワークを設定をする。
    IPアドレス 192.168.0.10
    サブネットマスク 255.255.255.0
    デフォルトゲートウェイ 192.168.0.1
  3. ネットワークを「オン」にする。
ルーティングの検証
検証PC No.1 と 検証PC No.2 間で正しくルーティングが行われていることを検証します。
☑検証PC No.1 から 検証PC No.2 にPINGが通ること
  1. 検証PC No.1 でコンソール画面を開く
  2. $ ping 192.168.0.10
  3. 正しく応答が返ってくればOK
☑検証PC No.2 から 検証PC No.1 にPINGが通ること
  1. 検証PC No.2 でコンソール画面を開く
  2. $ ping 172.16.0.10
  3. 正しく応答が返ってくればOK
☑検証PC No.1 から 検証PC No.2 にsshでログインできること
  1. 検証PC No.1 でコンソール画面を開く
  2. $ ssh [ユーザ名]@192.168.0.10
  3. 検証PC No.2 にログインできればOK
☑検証PC No.2 から 検証PC No.1 にsshでログインできること
  1. 検証PC No.2 でコンソール画面を開く
  2. $ ssh [ユーザ名]@172.16.0.10
  3. 検証PC No.1 にログインできればOK
☑検証PC No.1 から 検証PC No.2 のWebサイトにアクセスできること
  1. 検証PC No.1 でブラウザを開く
  2. URLに「http://192.168.0.10」を入力する
  3. 検証PC No.2 のテストページが表示されればOK
☑検証PC No.2 から 検証PC No.1 のWebサイトにアクセスできること
  1. 検証PC No.2 でブラウザを開く
  2. URLに「http://172.16.0.10」を入力する
  3. 検証PC No.1 のテストページが表示されればOK
ルーティングの確認
traceroute コマンドでルーティングを確認してみよう。
traceroute(Windowsでは「tracert」)コマンドは、あるホストから別のホストまでの ネットワーク経路をリスト表示するコマンドです。上記のキャプチャは 検証PC No.2 で No.1 へのルートをトレースしたものです。
トレースの内容を見ると VyOS(192.168.0.1)がパケットを中継しているのが確認できます。
逆に 検証PC No.1 で No.2 へのルートをトレースしてみると、
中継している VyOS の IPアドレスが 172.16.0.1 に変わっていることに気づくと思います。 ルーティングではこのようにして、2つあるイーサーネットインターフェイスを使って、片方で受け取ったパケットをもう片方に受け渡すことでネットワーク間の通信を可能にしています。

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